自省録③

どうも、ミトコンドリオンです。

 

今回も「自省録」について書こうと思います。

 

ご紹介するのはこちらです。

 

第6巻

 

29 君の肉体がこの人生にへこたれないのに、魂のほうが先にへこたれるとは恥ずかしいことだ。

 

これは現代ではあまり好まれないのではないかと思いましたが、たまに私自身に言い聞かせてしまうときもあります。

身体より、心の方が先に参ってしまうことが表面化した世の中に、この言葉は厳しいからです。

 

だからと言って、私も仕事で身体を酷使しろというわけではなく、考え方を改めてみようと思うきっかけにこの言葉がなりました。

 

仕事であまり疲れていない時なのに、「あの人から嫌なこと言われたから」とか「やる気が出ないから」とか「この仕事はめんどくさくて、合わないから」など言い訳をしてさぼったり、先延ばしにしたりすることありませんか。

 

そんなとき、体は疲れていないのに「魂(心)のほうが先にへこたれている(あきらめてしまっている)」」と置き換えてみてはどうでしょう。

私の場合、なんか負けた気がして、少しやってみようかなという気にさせられます。

 

仕事や勉強などは酷使しすぎるのは毒ですが、ちょっと頑張ってみようかなと思ったときにでも思い出してもらえたら幸いです。

 

 

この言葉を毎回思い出すと、私は「マルクス・アウレーリウスは体育会系なのかな」と想像してしまいます。

 

 

 

自省録

マルクス・アウレーリウス/[著] マルクス・アウレリウス・アントニウス

神谷美恵子/訳 カミヤ,ミエコ

岩波文庫