自省録④

どうもミトコンドリオンです。

 

今回も「自省録」について書こうと思います。

これは朝が弱い私には非常に刺さります。

 

第8巻

 

12 眠りから起きるのがつらいときには、次のことを思い起こせ。社会に役に立つ行為を果たすのは君の構成素質にかなったことであり、人間の内なる自然にかなったことであるが、睡眠は理性のない動物にさえも共通のことである。しかるに各個人の自然にかなったことはその人にとってなによりも特異なことであり、なによりもふさわしいことであり、したがってなによりも快適なはずである。

 

朝起きるのが苦手な方は多いのではないでしょうか。

「眠い」「仕事に行きたくない」「疲れた」とか思っていると、

だんだん「あれっ?おなか痛くない?」「頭重くなってきてない?」「風邪っぽくない?」

という感じになってきませんか。

 

それ、気のせいです(笑)

 

私も二度寝の常習者で、家族に急かされたり、遅刻しそうになったことが多いです。

そんなときのこの言葉を思い出します。

この言葉を解釈するというか、そのまま受け止めています。

 

目覚まし時計で起きて、「あ~、起きたくない。行きたくない。」と思ったら、

「いや、私には社会に役立つ使命があるのだ。私にとって自然なことなのだ。ふさわしいことなのだ。」

と言い聞かせてから起きます。

起きれば、朝のルーティンをこなしていくだけです。

その間に頭も体も目覚めてきます。

 

なんか、勢いっぽい感じですが、私の場合はこの使命感で起きることができています。

まあ、別記事でも紹介しましたが、偏頭痛持ちなので、規則正しい生活を気を付けている面もあるので、実現できている部分もあります。

 

 

この言葉を思い出すと、皇帝になったマルクス・アウレーリウスも普段から起きたくない気持ちを持ったり、寝過ごしたりしたこともあるのかと思うと、なんか身近に感じることができるし、寝坊して慌てているマルクス・アウレーリウスを想像すると、ちょっとお茶目だなと思いました。

 

 

自省録

マルクス・アウレーリウス/[著] マルクス・アウレリウス・アントニウス

神谷美恵子/訳 カミヤ,ミエコ

岩波文庫