世の中の役割 その他

どうもミトコンドリオンです。

 

 

天才を殺す凡人

 

北野唯我(きたの ゆいが)

兵庫県出身。神戸大学経営学部卒。就職氷河期博報堂へ入社し、経営企画局・経理財務局で勤務。その後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ワンキャリアに参画。執行役員として事業開発を経験し、現在同社の最高戦略責任者。レントヘッドの代表取締役。著書に「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」

 

 

 

  

世の中には天才、秀才、凡人がいますが、このままでは組織は成り立たないので、その中を取り持つアンバサダーがいます。

 

エリートスーパーマン(天才と秀才):創造性あり。再現性あり。ビジネス大好き

 

最高の実行者(秀才と凡人):会社のエース。どこでも大活躍するが、革新は生まない

 

病める天才(天才と凡人):天才と凡人の橋渡し。構造的に捉えるのが苦手

 

それぞれを詳しく紹介します。

 

エリートスーパーマン

天才と秀才の橋渡し。創造性もあり、再現性もある。つまり、クリエイティブでロジックも強い。一代で大企業を作り上げるような社長がわかりやすい。彼らは何よりビジネスが大好きで、常に研究者であり、挑戦者でもある。一方で、部下は彼らのスピードや思考についていけないこともある。したがって、「外から見ると凄いが、部下につくと大変」であることも多い。創造性:再現性:共感性=4:5:1

 

 

最高の実行者

秀才と凡人の橋渡し。再現性と、共感性を武器に持つ。つまり、ロジックも強くて、人の気持ちも分かる。まさにどの会社にもいる「エース」。学生時代から常に組織の中心にいて、就職活動も器用にこなし、行きたい会社に行く。営業と開発、正社員とアルバイト、本社部門と現場などをつなぐ。プロジェクトマネージャーとしても大活躍する。ただし、新しいことをやらせると「既存のサービス」の焼き直しになり、革新的なものは生まれないのが弱点。創造性:再現性:共感性=1:6:3

 

 

病める天才

天才と凡人の橋渡し。創造性と、共感性を武器に持つ。クリエイティブなだけではなく、それが世の中の人々の心を動かすか?インサイト潜在的な欲求)に届くだろうか?まで、直感的にわかる。自分らしさを表現しつつも、マーケットインの考えもでき、プロダクトや事業などの責任者に就任すると、圧倒的なスピードでサービスを拡大できる。ただし、構造的に捉えることが苦手なため、他部署との調整や、組織の拡大、部下への権限委譲で失敗することが多い。創造性:再現性:共感性=5:1:4

 

 

サイレントキラー

秀才の一種。サイエンスが持つ「高い説明能力」を悪用することで生まれる。制度やシステム、ルールなどを使いながら、自ら直接手をかけずに、組織の「創造性」や「共感性」を殺す存在。